お知らせ

改善が難しければ専門医の受診を


自力では寝つきにくい人の中には、市販の睡眠改善薬を利用する人もいますが、
一時的な使用にとどめておいた方が良いです。

こういう薬は抗ヒスタミン系の成分で眠気をもたらしますが、
口が渇いたり、尿が出にくくなったり、眼圧が上昇することもあります。
前立腺肥大や緑内障のある人は服用できないケースもあり、購入に際しては注意が必要です。


自助努力で改善が難しければ、日本睡眠学会専門医を受診するのがお勧めです。
日本睡眠学会のホームページで専門医の医師名や、勤務先の医療機関が確認できます。
医療機関受診と聞くと、睡眠薬に対し不安を抱く人もますが、
専門医は不眠の原因を丹念な問診や検査で探り当て、根本的な解決に辿り着く可能性があります。


睡眠薬を処方されても、医師の指示通りに服用し、
また、処方された睡眠薬を眠れないときだけ服用する程度ならば、
依存の心配はないし、薬は日進月歩で、新しい睡眠薬の安全性はかなり高くなります。

しかし、いずれその薬にも頼らず眠れるよう、減薬のステップを医師と探らなければなりません。
薬のやめどきを見極めるうえでも、専門医に診てもらうことには大きな価値がありますよ。

少しでも質のいい睡眠を十分にとるよう心がけるべきで、それが脳のコンディショニングにつながるはずです。

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